育児は驚きの連続
赤ちゃんを抱いて過ごす日々で驚くことはたくさんあります。
こんなにもお肌ふわふわなのか…
こんなにもオナラが臭いんか…
こんなにも旦那似になることってあるんか…
と、 絶望 感激するばかりで全てが尊い。
(↑長女0歳)
中でも意外だったのは、我が子を抱いているだけでとんでもない勇気が湧いてくることでした。
子育てに自信がなかった私が、全く未知の世界である「起業」という道を選択できたのも間違いなく我が子の存在。
まるで私に無限のパワーがあるかのように錯覚させてくれていたおかげです。
妊娠中は常に不安、生まれてからは予想外の感覚に
とはいえ、ママになった途端にパワーがみなぎる訳ではありません。
妊娠中は四六時中クルマに酔ったような感覚で、プラス、ある時期は吐き気に悩まされ、ある時期は肌がえぐれるほどかきむしりたくなるような皮膚の痒み、ある時期は吐血、ある時期は腰痛、ある時期はマックポテト依存症…
その度に「妊娠○ヶ月 吐き気」と検索し、同じような症状の声に安心したり、不安になったり。 マックポテトみんな食べたくなるんや…と、謎の恐怖に襲われたりもしました。
母親になることへの希望など抱けるわけもなく、描いていた社会人としてのステップがすべて白紙になったような気持ちになったりもしました。
産んだ途端ににパワーがみなぎる訳でもありません。
自分の将来を考える暇もなく、その日の食事を摂ることすら忘れてしまうほど我が子のことだけを考え続ける毎日。
あやせば笑い、抱けば寝る我が子に心を奪われていました。
が、ある日ふと我が子の成長に圧倒されます。
え?この子はこんなにも成長してるのに、私は何をしているの?
気づけば一緒に入社した同期も順調に出世しているし、自分だけが取り残されたような感覚だったのです。
育児を楽しむ一方で、心のすみに「焦り」という文字が浮かび始めた瞬間でした。
我が子を抱くと無双状態になれた
そんな感覚からそっと目を背けていたある日、「我が子と一緒に楽しめる何か」を求めて行き着いたのが親子教室でした。
ベビーマッサージやファーストサインを自宅で行っているというので、行ってみることに。初めての場所に、しかも見知らぬ人ん家に行くだなんて、ビビリの私には考えられないことでしたが、子供と一緒となると一切迷うこともなく申し込みをしました。
それまでは自治体主宰の集まりに行ってみたこともありましたが、赤ちゃんたちの泣き声が伝染し共鳴する部屋でママ同士がおしゃべりに夢中になる状況に圧倒され、引きこもっていたので、少人数(ほぼマンツー)でのレッスンは心から楽しむことができました。
通い始めて数ヶ月経った頃、その先生が行っている教室は資格を取れば誰でも開講できることを知ります。「私も学んでみたい!」と強く思いました。決して安くない受講料金を目の当たりにしても迷うことなく、受講の申し込みをしていました。
どうしてかというと、これもまた、「子供と一緒」ということが大きかったのだと思います。 受講中も、仕事中も、我が子と一緒にいられるということが私に踏み出すための勇気を大きく与えてくれていたのだと思います。
我が子と一緒なら無敵になれる。
いつしか、心の中にあった焦りは消えてワクワクで満たされていました。
余談
この記事を書きながら、うーん…この感覚、何かに似てる…
と考えていたら、スーパースターをGETした時のマリオでした。
私はマリオで娘はスーパースター
親子二人で無敵マリオになれるという話。

